『日本扇の謎』は、舞鶴の海辺で発見された記憶喪失の青年を軸に物語が展開する。青年が唯一持っていたのは、一本の日本扇のみ。この扇が、彼の身元を解き明かす唯一の手がかりとなり、物語は京都へと舞台を移す。
京都で青年は、ある屋敷で密室殺人に巻き込まれるのだが、事件とともに姿を消した青年が犯人なのか、それとも被害者なのか? 記憶を失っているのかいないのかに肉薄していくのがスリリングだった。
ずっと京都が舞台だったので油断していたが、突然浅草が出てきてびっくりする。古物商の店は「蛍屋」がモデルだろうか。
京都のばあちゃんの家でくつろぐふたりの姿も印象的。34歳のまま時を止めているふたりだが、コロナ禍を経験しているということは平成生まれかもしれない。となると篠宮のばあちゃんも団塊世代かな?
